「見方は一つではない」「発想は柔軟に、都合よく」
まだ駆け出しの頃、修行させて頂いていた会社で社員数名と議論をしていた。
話題は、東京都建築安全条例「第4条」。
いわゆる「大規模建築物の接道要件」「6m幅員の道路に、6m以上接すること」が満たせない案件。
敷地周囲の道路幅員は4m。
敷地前面のみ6mに拡げ「蛇玉」形状で認めさせることが可能か、どの手法で道路を広げるか、議論の中心はそこだった。
そこに当時の社主が現れ、「だから、お前らはダメなんだ」と一喝。
我々が議論をしていたホワイトボードに青いマーカーで一本線を引き、「道路幅員は6mじゃない、この青い幅(が新設道路の幅員)だ」と。
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